メキシコ国営石油公社Pemexと中国石油化工集団(SINOPEC)は最小3万BDの石油売買契約に調印した。この契約はメキシコ大統領ペニャニエトの中国訪問中に調印され、期限は2年間。

　PemexのEmilio Lozoya社長は「今回の2年契約はPemex創業以来の真の意味のマイルストーンになる。なぜなら、中国企業と石油供給に関して締結する初の長期契約になるからだ」と述べた。中国への石油供給は4月から開始される。メキシコはこれまで中国へ石油を供給していたが、定期供給ではなく、毎月の供給量も5万バレルを超えたことはなかった。

　Pemexは近日中に香港に事務所を設置して、アジア地区の石油販売の手続きを簡略化する計画である。

　（韋博能源網 4月9日）