江蘇国信淮安生物質発電有限公司によるソフトバイオマス発電第1号機が10日、営業運転を開始した。国産設備を採用し、稲ワラ、麦ワラを燃料とするソフトバイオマス（農業廃棄物）発電事業としては中国初。

　中国は農業大国であり、毎年6.6億トンのソフトバイオマスが発生する。資源は豊かであるが、大量のソフトバイオマスは焼却され、大気汚染の原因となっている。

　江蘇国信淮安公司の発電事業が運転を開始したことによって、ソフトバイオマス焼却による現地の環境汚染問題が解決する。また、年間20万トン以上のソフトバイオマスが発電に利用され、現地の農民にとっては年間5,000万元の増収になる。

　（国家能源領導小組弁公室ウェブサイト 12月17日）