国家発展改革委員会(NDRC)主任・馬凱は第3回米中戦略経済対話の際、米中両国には、石炭利用効率の向上やクリーン・エネルギー開発の面で発展の可能性と巨大なビジネスチャンスがあり、エネルギー協力は米中経済貿易協力の新たな成長要因となるだけでなく、環境汚染や温室効果ガスの削減にとっても有利であると表明した。

　馬凱主任は、米国は石炭使用効率の向上やクリーン・エネルギーの分野で先進的な技術とノウハウを有しており、米中両国が交流と対話を深めて、米中エネルギー協力の新たな材料を共同で模索するよう希望すると述べ、 (1)エネルギー効率向上の分野で速やかに協力を進める、(2) バイオマスエネルギー分野の協力を推進する、(3) 将来のエネルギー協力について全面的に計画することを提唱した。

　馬凱主任の考えによると、エネルギーと環境保護分野における米中間の協力によって、中国のエネルギー構造を改善できるだけでなく、温室効果ガスの排出と環境汚染を削減することが出来る。さらに、米国の先進的な環境保護技術や省エネ技術は広範な商業的価値を備えることができ、双方にとってウィン・ウィンの協力が実現出来る。

　（中国石油新聞中心 12月18日）