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【省エネ・環境】

北京市が年末には大気汚染防止条例を公布へ 重度汚染日には自動車の運行制限も (13/05/17)
2013/5/23
中国【省エネ・環境】

 北京市政府法制弁公室が5月15日に開催した2013年市政府立法工作会議から得た情報によると、注目を集めている大気汚染防止条例案が今年7月に人民代表大会に提出され、今年末には公布される見通しである。

 北京市法制弁公室三処(第三課)の楊紅処長によると、大気汚染防止条例案の目玉は汚染物総量規制に関する項目を盛り込んでいることである。これまでは標準と濃度による規制に止まっていた。また、条例案は汚染排出権取引制度も打ち出すとともに、自動車汚染に対する管理を強化し、自動車の使用過程において排気ガス検査を拡大することを打ち出している。

 市民が最も大きい関心を抱いている重度汚染日における自動車運行規定いついては、楊紅処長によると、条例案は重汚染日に市政府が自動車の運行を制限できると規定している。但し、ナンバープレートの奇数と偶数によって制限するのか、それとも区域によって制限するのかについては未だ具体的な規定が設けられておらず、細則は政府が最終的に確定することになる。

 (北京晩報 5月17日)