内陸原子力発電所環境影響評価研究の成果発表会が湖南省益陽で開かれた。研究結果から明らかなように、内陸に原子力発電所を建設しても、環境や公衆の健康に影響を及ぼすことはない。日本の福島原発事故以降、内陸原子力発電所の建設に対する公衆の懐疑は著しく大きくなったが、中国の原子力発電安全基準は国際原子力機関の最新基準と一致している。放射性液体流出物の排出の面でも内陸原子力発電所はより一層厳正な基準が適用され、排出口から1キロの場所では飲用水衛生基準を満たすことが出来る。内陸原子力発電所の放射線量も人々が想像するほど大きいものではない。「飛行機に乗った時に1万メートルの高空で1時間に受ける放射線量は5マイクロシーベルトであるが、原子力発電所によって1年間に受ける放射線量はわずか数マイクロシーベルトだ」と、中国核電工程有限公司の専門家である毛亜蔚氏は言う。

　（?楚網 6月3日）