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【石油・天然ガス】

「国4」ガソリン標準が年末制定の見通し 1L当たり0.2元上昇も (03/06/09)
2013/6/20
中国【石油・天然ガス】

 現在、北京地区のガソリンは「国5」標準(硫黄含有量10ppm以下)が適用され、上海、江蘇、広東の一部都市では「国4」ガソリン標準(硫黄含有量50ppm以下)が適用されているが、それ以外の地区は依然として「国3」ガソリン標準(硫黄含有量150ppm以下)が適用されている。「国4」標準に引き上げられると、排気ガス中の硫黄含有量は顕著に減少し、大気中のPM2.5の排出も減少するに違いない。

 「国5」ガソリン・軽油標準のタイムスケジュールも出揃った。2013年6月末までに第5段階自動車用軽油標準を公布し、2013年末までに第5段階自動車用ガソリン標準(硫黄含有量10ppm以下)を公布して、2017年までに全て「国5」燃油に切り替える。業界関係者によると、今年末に標準が公布されると、石油製品の切り替えが次々と開始される。広州、深セン、東莞など第4段階自動車用ガソリンを使用している都市が来年には他に先駆けて「国5」燃油を使用するようになる。石油製品のグレードアップにより価格も0.2元上がる可能性がある。業界は国家予算から石油価格を助成して、消費者の負担を減らすよう呼びかけている。

 (広州日報 6月9日)