国家発展改革委員会エネルギー研究所経済センターの姜●民副主任は第5回中国非在来型石油ガス大会において、中国政府は企業に対し海外の同業者に学んでハイテクをシェールガス開発に導入するよう奨励すると表明した。

　姜副主任は、企業が協力の主体となって利益とリスクを負うと指摘した上で、政府ではなく企業が「走出去」（対外進出）交渉能力を強化すべきであると述べた。姜副主任の考え方は多くの専門家から賛同を得た。

　中国石油大学中国エネルギー戦略研究院の王震副院長も今年5月の米中石油企業協力フォーラムにおいて、最終的な商業レベルでは企業が交渉の主体になり、政府は保障政策を策定し、米中協力に障害を設けないようにすべきだと表明した。また、王震副院長は、米国企業は中国市場の獲得を図るため米政府に対し技術輸出に寛大になるよう希望していると述べた。中国能源網の韓暁平首席情報官は、米国の天然ガス井戸元価格が1元/m3であるのに対して中国は３元/m3であり、収益空間の大きさは推して知るべしとしつつ、「但し、米政府内にはハイテク輸出に対して慎重な勢力があり、そのことが米国側の主要な障害になっている」と述べた。王震氏も「企業が技術や管理水準の向上を絶えず進めて国際先進水準に到達するためには、中国国内において石油ガス分野のさらなる開放が必要だ」と述べた。

　（国家石油化工網 6月9日）

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