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【新エネルギー】

中国企業が英国にソーラー発電所建設 (03/06/14)
2013/6/23
中国【新エネルギー】

 中国航空技術国際ホールディンクス(中航国際)英国公司が英国エセックス州スプリングスファームに建設する12GW地上太陽光発電所の開幕式が執り行われた。中国企業が英国に建設するソーラー発電所の中では最大になる。

 このプロジェクトは投資額約1,300万ポンド、敷地面積120エーカー、今年11月には完成して、英National Gridに系統連系する。英国側は1kWh当たり約12ペンス(政府補助金含む)で電力を買い取る。

 中航国際英国公司の王平総代表によると、同発電所のPVモジュールは中国のPVメーカーが提供する。EUの中国PV製品に対する「ダブルアンチ(反ダンピング・反補助金)」政策について、中航国際英国公司の婁玉成総経理(社長)は、この保護貿易政策は中国のPV産業にマイナス影響を及ぼすとし、中国企業が損失を減らすには自主開発の道を歩むしかないと指摘する。中航国際英国公司は今回の事業以外にも50メガワットの太陽光発電事業開発権の獲得に成功した。

 英国政府は近年新エネルギー開発を特に重視しており、一連の奨励的な補助金政策を打ち出している。英国政府は2020年に太陽光発電設備容量を20GWとする計画である。関係研究機関の予測によると、英国は2013年に太陽光発電市場の発展ピークを迎え、太陽光発電の主要消費市場の一つになる見込みである。また、英国政府は今年3月31日に50%の政府補助金を引き下げたが、太陽光発電設備の価格下落を考慮すると、他のEU加盟国に比べ英国の太陽光発電産業に対する助成政策は極めて大きな吸引力がある。英国の地上太陽光発電所で最も大きいのはレスターシャー州にあり、総設備容量は33メガワットになる。

 (中国経済網 6月14日)