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中国
【石炭】

オルドスの石炭液化油生産能力が142万トンに (03/06/20)
2013/6/28
中国【石炭】

 オルドス市政府からの情報によると、オルドス市には伊泰集団の育成や神華集団の石炭液化試験実証プロジェクトを通して年間142万トンの石炭液化油生産能力が形成されており、新型石炭化学生産実証基地の建設が進んでいる。

 オルドス市大路工業パークにある伊泰集団の年産16万トン石炭液化基地は、中国が間接液化の独自技術によって工業化を実現した初の生産ラインであり、2年の工期と3年の試験生産を経て、軽油やナフサなど石油製品生産量は累計50万トンに上っている。また、伊金霍洛旗所在の神華煤製油オルドス分公司の石炭液化プラントは世界初の100万トン級石炭直接液化実証プロジェクトであり、2012年にプラントの稼動率は100%に達し、各種石油製品を合計86.5万トン生産した。

 伊泰煤製油公司の郭小江総工程師によると、2012年の生産量は17.2万トンに達した。伊泰は年産200万トンの石炭液化事業を申請中であり、16万トンの生産能力を基礎に、大型石炭液化油生産基地へとグレードアップを進めることになる。伊泰の第2期事業は国家発展改革委員会の許認可手続きに入っており、近日中に承認される可能性が高い。伊泰集団は第12次5ヵ年規画期末には炭鉱−石炭液化−石油化学を一体化した年産540万トンの石炭液化油生産基地を建設する計画である。事業建設の資金、技術、人材の準備はすでに緒に就いており、後は国の承認を待つだけである。

 オルドス市は今年、年間340万トンに上る石炭液化油生産能力の新規着工を計画しており、2017年には500万トンの生産能力を形成する。

 (能源局ウェブサイト 6月20日)