米国エネルギー情報局(EIA)のレポートによると、米国の2013年3月期の石炭輸出量は1,360万ショートトン（約1,234万トン）に達し、昨年6月の過去最高記録90万ショートトンを上回った。EIAの予想によると、米国の通年の石炭輸出量は今年も1億ショートトンを超え、3年連続の1億ショートトン突破になる。

　シェールガスの大規模開発に伴い、米国の天然ガス価格は急落した。新たに着工される発電所のほとんどは天然ガス発電所であり、石炭火力発電所は徐々に閉鎖されているため、米国は大量の原炭を輸出している。

　2011年に米国が輸出した石炭は1億73万ショートトンであったが、2012年には1億2,570万ショートトン輸出して、過去最高を記録した。アジアの旺盛な石炭需要も米国の石炭輸出を促している。3月期の米国の一般炭輸出は630万ショートトン、原料炭輸出は740万ショートトンであった。

　（新浪財経 6月21日）