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再生可能エネルギー電力価格付加費の再度引き上げが検討 (13/06/27)
2013/7/5
中国【新エネルギー】

 再生可能エネルギー電力価格付加費の再度引き上げが検討されており、現行の0.008元/kWhから0.016元/kWhに調整されることになる。これまで中国の再生可能エネルギー電力価格付加費は当初の1kWh当たり0.002元から、0.004元、そして0.008元へと引き上げられてきた。

 再生可能エネルギー電力価格付加費は中国再生エネルギー発展基金の財源となり、風力発電や太陽エネルギー等の再生可能エネルギー支援に当てられている。しかし、この新エネルギー分野の国家基金は当初から不足状態にあり、不足は現在100億元を超えている。

 2009年の全国再生可能エネルギー電力価格付加補助金の不足は13億元、2010年は20億元、そして2011年には100億元余りの不足となった。国家電力監管委員会の関係者によると、電力価格付加費の課金基準は極めて低く、資金配分は通常半年から1年の遅れになる。

 協●ホールディングスの朱共山会長は今年の全人代・政治協商会議の会期中に、再生可能エネルギー電力付加費の最も大きな問題は徴収と資金保障能力が深刻な不足を来たしていることにあると指摘し、「2012年の中国の全社会電力使用量は4.6兆kWh、1kWh当たり0.008元で計算すると、徴収すべき再生可能エネルギー電力価格付加費は総額370億元余りになるが、実際に徴収されたのは250億元で、120億元の不足になる」と述べた。

 第12次5ヵ年規画の目標によると、2015年に再生可能エネルギーに必要な補助金は1,000億元以上になるが、現在の補助金水準では500億元余りの資金不足になる。

 (財華社 6月27日)

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