7月3日に開催された《BP世界エネルギー統計年鑑》上海交流会において、BPの首席エコノミストChristof H.Ruehl博士は、中国はすでに米国に次ぐ世界第2位の再生可能エネルギー発電大国になったと指摘した。

　BPの年鑑によると、2012年の世界の総発電量の中で再生可能エネルギー発電は4.7％を占め、過去最高となった。中でも水力発電及び風力発電の増加は目覚ましく、水力発電は世界のエネルギー消費の6.7％を占め、特に中国の水力発電は世界のおよそ半分を占める。2012年の世界の水力発電量の伸び率は平均値を上回る4.3％に達したが、その純増加分の全ては中国によるものであった。大型水力発電能力拡大計画により、過去10年間において、世界の水力発電量の増加量のうち中国の水力発電は半分以上を占めるが、特に2012年は、BP年鑑の記録にある中では過去最大となる23％の伸び率を記録した。また、2012年の世界の再生可能エネルギー発電量の増加分の中で風力発電が半分以上を占めたが、中国が風力発電の増加に最も大きく寄与した。中国は再生可能エネルギー発電量の増加を促進する主要な力の一つになりつつある。

　（科技日報 7月4日）