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【電力】

中国の火力発電所建設規模が激減 (13/07/22)
2013/7/29
中国【電力】

 中国電力企業聯合会が7月18日に発表した分析レポートによると、今年上半期の電力グリッド投資は前年同期比で高い伸びを示したが、電源開発投資の伸び率は前年同期よりやや下がった。特に原子力発電投資の伸び率は比較的大きな低下を示した。新規建設の発電設備容量は前年同期に比べ2割以上増加したが、建設中の火力発電所の規模は大幅に減少した。

 中国電力企業聯合会の発表によると、上半期の新規発電能力は3,243万kW、前年同期に比べ658万kW増えた。うち新規水力発電は889万kW、前年同期より326万kW増え、原子力発電は221万kW、同じく221万kW増えた。ソーラー発電は138万kWで、前年同期に比べ123万kW増えた。火力発電は1,585万kW、系統連系型風力発電は410万kWで前年同期並み。

 また、上半期の全国主要発電企業の電源事業新規着工規模は1,728万kW、6月末時点の建設中の電源事業規模は約1.6億kW。電力グリッド建設については、220kV以上の変電設備容量の新規建設が1億672万kVAで、前年同期に比べ600万kVA増え、新規建設の送電線は20,491kmで、前年同期に比べ3,942km増えた。

 (中国電力新聞網 7月22日)