1. HOME
  2. 中国 【石油・天然ガス】

中国
【石油・天然ガス】

CNPCと米Hess社が新疆のシェールオイル開発で協力 (13/07/25)
2013/8/1
中国【石油・天然ガス】

 7月23日、中国石油天然ガス集団(CNPC)と米国の石油ガス企業Hess Corporationは新疆三塘湖盆地馬朗鉱区の協力で合意文書に調印した。三塘湖盆地のシェールオイル国際共同開発が幕開けする。

 シェールガス革命の後を追うように、同じく非在来型資源であるシェールオイルも世界のエネルギーの表舞台に立つことになった。ここ2年、シェールオイル開発のおかげで米国の石油生産量は35%増加し、2012年の伸び率は米国が1859年に石油生産を開始して以来最高の16%に達した。米国に次ぐ世界第2位の原油輸入国であるとともに莫大な非在来型石油ガス資源を有する中国にとってもシェールオイル開発には大きな期待がかかる。

 昨年4月初頭、CNPCはトルファン・ハミ油田公司がシェル並びにHessと三塘湖のシェールオイルの共同開発を進めることを承認した。CNPCのHPによると、探査期間中は外国側が全額出資してリスクを負い、開発期は双方が共同出資し、出資比率に応じて分与することが具体的な協力方式になる。協力の主な目的は国外の非在来型石油ガス探査開発分野の先進技術、生産方式や管理モデルを導入することにある。

 シェールガスと同様にシェールオイル開発の鍵となるのは水平井技術と水力破砕である。これら技術を採用して大規模な非在来型石油ガス開発を行っているのは北米だけである。中国は未だシェールガスの大規模商業開発を実現していない。三塘湖のシェールオイル開発に外国企業を引き入れなければならない所以である。

 (東方網 7月25日)