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中国
【新エネルギー】

上半期は中国PV産業が安定的に発展 ポリシリコン生産が月を追うごとに回復 (13/08/16)
2013/8/22
中国【新エネルギー】

 工業情報化部が先日発表したデータによると、中国の米韓ポリシリコンに対する「ダブル・アンチ」(反ダンピング・反補助金)裁決やEUとの「ダブル・アンチ」和解案の基本合意、中国国内のPV市場の早急な開拓などで、今年上半期、中国のPV産業は全体的に安定に向かい、ポリシリコン生産量は月を追うごとに回復、一部の電池企業の経営状況も好転している。統計によると、上半期の中国のポリシリコン生産能力は約9万トンで、世界の約20.5%を占めた。生産量は3.1万トン、前年同期比25%減となったが、世界の約27%を占め、生産量は徐々に回復、1月の3,600トンから6月には6,500トンになった。生産を停止していた一部の基幹企業も生産再開を計画している。

 上半期の中国のポリシリコン輸入は3.9万トン、前年同期並みであった。輸入先は米国が33%、韓国が29%、ドイツが24%。米韓等のポリシリコンに対する「ダブル・アンチ」措置の実施に伴い、通年のポリシリコン輸入量は減少する見込みであり、6〜8万トンになると予想される。

 データが示しているように、世界のPV市場は中国、日本、米国等へ重心が移っている、上半期の世界のPV需要は16GW、前年同期比9%増加し、うち中国が約2.8GW、日本が約3GW、ドイツが約1,9GW、米国が1.6GWで、4ヵ国合計で世界の60%を占めた。今年の年間PV設置量は35GWに達する見通しである。

 中国太陽光発電産業連盟の試算によると、今年の中国のポリシリコン生産量は約8万トン、電池モジュール生産量は23GW超、新規PV設置量は8GW超になると予想される。

 (経済日報 8月16日)