中国証券監督管理委員会は8月23日、鄭州商品取引所が一般炭先物取引を展開することを承認したと発表した。関連規定に従って各種準備作業が緒に就き、関係手続きが完了した上で、証券監督管理委員会は鄭州商品取引所の一般炭先物契約を許可することになる。鄭州商品取引所は一般炭先物契約と規則の事前設計作業を終えており、価格が典型的な先物契約対象品目を確定するとともに、厳正な取引、決済、交付システムを策定し、保証金、価格制限やポジション限度などのリスクコントロール措置も論証した。

　経済成長、流通体制改革、川上と川下の景況、輸送能力、自然災害など複雑に錯綜する要因の影響を受け、一般炭価格は頻繁に変動し、変動幅も大きい。一般炭先物取引は一般炭市場の安定と国民経済の健全な発展にとってポジティブな効果を発揮するだろう。

　証券監督管理委員会の報道官は、一般炭先物取引は一般炭市場システムの改善や健全な価格形成の仕組みにとって有利であり、石炭市場の平穏な運営を促進し、スポット取引企業にとっても有効なリスクマネジメントツールとなり、企業のリスク抵抗力を増強して長期的で平穏な経営をサポートすると述べた。また、一般炭先物取引は国際一般炭市場の価格決定に対する中国の影響力を徐々に高める上でも有利である。

　（河南日報 8月24日）