2013年1〜7月におけるモンゴルから中国への原炭輸出総額は5.82億ドルで、前年同期の11億ドルからは50％近くもの減少となった。輸出量も前年同期の1,000万トンから20％以上減少して800万トンに下がった。

　2012年4月以来、中国の石炭輸入量は40％増加したにも関わらず、モンゴルから中国への石炭輸出は減少した。こうした疑問点について、モンゴル石炭協会のDavaatsedev（ダバアツェデブ）会長は「たとえモンゴルが石炭を輸出しなくなっても中国に石炭不足が生じることはない。なぜなら非常に多くの国々が争うように中国へ石炭を輸出しようとするからだ。モンゴルは、3年前はまだ中国にとって第2位か第3位の石炭輸出国だったが、今では上位6位からもはずれている。モンゴルは石炭輸出価格の引き上げを試みたため、市場における優位を失った。最盛期にはモンゴル炭は中国の石炭総輸入量の40％を占めたが、今やモンゴル炭のシェアはわずか17％に過ぎない。失った優位を挽回することは最早難しい」と指摘した。

　（新華網 8月29日）