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【新エネルギー】

大型風力発電基地の戦略的意義 (13/08/28)
2013/9/9
中国【新エネルギー】

 周知のごとく中国の一次エネルギー消費に占める非化石エネルギーの比率は1ケタ台に過ぎす、2020年にその比率を15%に高めるという目標を達成することは極めて難しい任務になる。現実問題として、開発可能な水力発電資源はますます少なくなり、原子力発電は建設サイクルが長い。したがって、風力発電の大規模開発こそが現実的で有効な選択肢になる。

 大型風力発電基地を建設することは、中国が風力資源を十分に開発・利用する上で特有のモデルになり、中国のエネルギーの特色を備える戦略的オプションの一つになる。専門家によると、そのことは国家レベルの戦略的コンセンサスにして政策意思にもなっている。

 あるレポートによると、1,000万kW級風力発電基地7ヵ所の風力資源総埋蔵量は全国の陸上風力資源総埋蔵量の約80%を占める。こうしたデータからも、中国の風力発電産業発展プロセスにおいて大型風力発電基地の占める位置づけは十分に証明されている。甘粛省酒泉の1,000万kW級風力発電基地は中国の風力発電建設が大規模化の発展段階に進んだことを示すものである。

 (中国電力新聞網 8月28日)