満洲里検査検疫局の統計によると、今年上半期に満洲里通商口が行った石炭検査は合計185.6万トンで、前年同期比96.2％増になった。月間の最高輸入量は35万トン超になり、月間平均通関量は30万トン以上になった。満洲里通商口は2011年からロシア産石炭を安定的に輸入するようになった。

　石炭の輸出入には関係部局の許可を要するため、これまで輸入商は中煤集団と神華販売集団の2社のみであった。昨年上半期の神華の石炭輸入は約90万トン、中煤は約5万トンであった。

　今年、満洲里通商口経由で石炭を輸入する企業は5社に増え、神華と中煤に加え、ハルビン鉄道局の貿易公司2社と綏芬河の公司も石炭輸入を開始した。上半期の石炭輸入は合計27.7万トンで、満洲里通商口経由の石炭輸入の急増を促した。神華と中煤の取扱量も大幅に増え、神華は128.3万トン、中煤は29.1万トンに達した。

　さらに、今年1月から、満洲里通商口では鉄道経由で次々と大量の重油が輸入されるようになり、上半期の輸入量は7万トン近くになった。

（満洲里日報 9月3日）