ロシアのハバロフスク製油所は2011年に拡張工事が完了すると、中国の製油所と競争することになる。ハバロフスク地方行政府イシャーエフ長官がプレス発表において表明した。

　イシャーエフ長官は、「中国は毎年20件の製油所を新たに建設しており、原油精製能力は1,000万トンになる。しかも、製油所はユーロ5の排出基準に適合するように出来ている」と述べ、ロシア極東地区において自らの天然資源加工企業を発展させることが必要であり、投資家を支援して、現地の経済を発展させ、市民の生活を改善しなければならないと強調した。

　イシャーエフによると、ハバロフスク製油所は、拡張工事完了後にはロシアで最も近代的な工場になる。Alliance OilとスペインのTecnicas Reunidas建設がハバロフスク製油所の拡張に10億ドル投資するよう計画しており、技術と設備を更新して、ユーロ5に適合したガソリンを生産出来るようにする。拡張後の製油所の石油処理能力は年間450万トンになる。

　(俄新網 RUSNEWS.China 12月24日)