中国の荒漠化による直接的な経済損失は年間540億元、1日平均1.5億元になる。国家林業局副局長張建龍が中国緑化基金会・楓樺荒漠化管理専門基金発起式典の席上、明らかにした。

　中国の防砂事業は多年にわたる努力を経て大きな成果を上げている。1990年代、全国の砂漠化は年平均3,436km2のペースで進行したが、現在は1,283km2に抑えられている。しかし、中国の生態建設と環境建設は依然脆弱である。荒漠化した土地は全国総面積の24.46％を占めており、一部地域で砂漠化は悪化傾向を示している。荒漠化は今や経済と社会の持続可能な発展を制約する重大な環境問題である。

　中国緑化基金会・楓樺(メープル)荒漠化管理専門基金はカナダメープル・グリーン環境保護有限公司の寄付金100万元により設立された。外資企業の寄付による荒漠化管理基金は中国初。この基金は、新防砂技術の研究、普及、職業訓練や砂害管理モデル基地の建設、砂漠地区の農民・遊牧民の教育に対する資金援助や宣伝活動に当てられる。

　（人民網 12月25日）