9月28日、神華寧煤集団が投資する年産100万トンのダブルハイドロカーボン事業が寧東エネルギー化学工業基地で着工された。

　同事業は第1期事業総投資額約128億元、2017年に完成、稼動する計画。石炭液化油と石炭由来オレフィン、副産物のナフサ、LPGを原料に、クラッキング技術によってエチレンとプロピレンを製造し、重合によりポリエチレンとポリプロピレンを最終製品とする。また、芳香族炭化水素抽出技術によりベンゼン、トルエン、混合キシレンを生産する。第1期建設事業では年産140万トン規模のクラッキング装置、40万トンのポリエチレン装置、45万トンのポリプロピレン装置、15万トンの合成アンモニア装置、35万トンの芳香族炭化水素抽出装置を建設する。

　このダブルハイドロカーボン事業は年産400万トンの石炭液化油と50万トンのオレフィンの副産物に深加工と総合利用を行うものであり、石炭液化とCTO事業の経済収益の向上、中国の石炭資源の開発利用の促進、石炭化学工業の発展、石油化学と石炭化学の相互補完など重要な戦略的意義と現実的意義を有する。

　（新華網 10月8日）