「向こう10〜15年、世界的な石油需要の増大により、石炭液化産業は大きな発展のチャンスを迎える。中国はすでに76件の石炭液化発明特許を有している。石炭液化技術輸出において中国の優位は将来鮮明になる」と、石炭液化の首席科学者である李永旺氏が10月26日、中国内蒙古（包頭）国際クリーン・コール化学工業博覧会において表明した。李永旺氏によると、中国の石油需要は年間約5億トン、対外依存度は6割近くに上り、向こう5年間の石油消費の伸び率は3〜4％になると予想される。現在、中国の石炭液化産業は猛烈な勢いで発展しており、第1段階の1000万トン事業の建設によって、競争力を備える産業として形成され、石炭ガス化から合成及び製品の加工に到るまで高品質製品を生産する包括的技術を備えるようになった。向こう10〜15年、世界的な石油需要の増大によって石炭液化産業は大きな発展のチャンスを迎えることになる。中国はすでに76件の石炭液化発明特許を有しており、石炭液化技術輸出でも中国の優位が将来ますます鮮明になる。

　なお、第1回中国内蒙古（包頭）国際クリーン・コール化学工業博覧会は、展示会、発展フォーラム、人材交流や資本誘致を一体にした博覧会であり、中国のクリーン・コール化学工業の発展をめぐって徹底した討議が進められた。中煤、神華、伊泰など国内外の大手石炭化学企業多数が新製品、新技術、新設備を展示した。

　（中国新聞網 10月26日）