ベトナムは発展途上国であるが、石炭資源に限りがあるため、長年にわたり中国から大量のコークスを輸入して国内需要を賄ってきた。しかし、輸出枠や40％の輸出関税の調整を受けて雲南省紅河ハニ族・イ族自治州のコークス輸出はほぼゼロになった。然るに、今年1月、中国政府はコークス輸出関税を撤廃し、輸出枠許可証管理制から輸出許可証管理制に改めたため、紅河ハニ族・イ族自治州の一部企業はこのチャンスを捉えて、ベトナムの企業と次々とコークス輸出契約を結んだ。1〜6月のコークス輸出は1万8,124トン、金額は433万ドルに上った。

　（中国国際入札網 10月30日）