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中国
【エネルギー全般・政治経済】

中国エネルギー白書発表 1人当たりのエネルギー資源保有量は低水準 (2007/12/26)
2007/12/26
中国【エネルギー全般・政治経済】

 国務院が26日発表した「中国のエネルギーの現状と政策」と題する白書は、中国は豊かな化石エネルギー資源と再生可能エネルギー資源を有しているが、人口が多いため、1人当たりのエネルギー資源保有量は世界的に見て低い水準にあると指摘している。

 中国の1人当たりエネルギー保有量は、石炭と水力が世界平均の50%、石油・天然ガスは世界平均のわずか15分の1に過ぎない。また、耕地資源は世界平均の30%足らずであり、そのためバイオマスエネルギーの開発は制約されている。

 中国の主要エネルギー消費地区は東南沿海の経済発展地区に集中しており、資源の賦存とエネルギー消費地域には顕著な差異がある。エネルギー資源の開発も相対的に難しく、石炭資源の大部分は坑内掘りである。石油・天然ガス資源は埋蔵深度が深く、高度の探査開発技術が要求される。未開発の水力資源は西南地区の高山渓谷地帯に集中している。

 改革開放以来、中国のエネルギー産業は急速に発展した。2006年の一次エネルギー総生産量は標準炭換算で22.1億tce、総消費量は24.6億tceで、いずれも世界第2位である。

 (中国能源網 12月26日)