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【石油・天然ガス】

CNPCのロシアにおける投資事業がロシア政府から承認 (13/11/14)
2013/11/20
中国【石油・天然ガス】

 ロシア政府は11月13日、中国石油天然ガス集団(CNPC)と吉林昊融有色金属集団のロシアにおける大型投資事業が承認されたと発表した。CNPCと吉林昊融有色金属集団はロシアにおける資源開発を拡大することになる。

 ロシア政府は11月13日に外資監督委員会会議を開いて、ロシアにおける一連の外国投資事業について審議した。CNPCとNOVATEK社の資本協力も承認され、CNPCはNOVATEK社が保有するヤマルLNG株式会社の株式の20%を買収することになる。一方、吉林昊融有色金属集団によるロシア地質技術会社の議決権付株式買収案も承認された。

 ロシアのメドベージェフ首相は同日の会議において、ヤマルLNG事業は、港湾などインフラ建設も盛り込まれており、総投資額約9,000億ルーブル(約281億ドル)に上る長期かつ重要な事業になると指摘した。また、メドベージェフ首相は、中露両国は一連の長期協力事業を実施に移しつつあり、中国側はロシアの大型事業への投資を望んでいると述べた。さらにメドベージェフ首相は、「新たな生産事業を始動することはロシアにとって極めて重要だ」と強調した。

 なお、ヤマルLNG事業は、ロシア北極地区に所在し、ガス田開発、LNG貿易、事業融資、建設施工を一体にした上流・下流一体化協力事業である。ロシア第2の独立系天然ガス生産企業NOVATEK社が同事業の株式の80%を有し、フランスのトタルが20%保有している。CNPCは今年9月、NOVATEK社から同事業の株式の20%を買収することで合意していた。

 (新華網 11月14日)