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中国
【石炭】

国際競争を通して石炭の老朽化生産能力を淘汰せよ (13/12/05)
2013/12/12
中国【石炭】

 「中国の40億トンの石炭生産能力のうち科学的生産能力が3分の1を占め、技術改良によって科学的生産能力に達することができるのは3分の1だ。老朽化生産能力は3分の1を占める。この3分の1の老朽化生産能力は海外の生産能力によって代替可能かどうか」と、保利能源公司企業発展部の孫長雲副主任が中国石炭「走出去」(対外進出)フォーラムにおいて指摘し、国内の環境キャパシティにはすでに拡張の余地はなく、国外の石炭産業は開発コストが低いため、石炭産業の市場競争は国際化傾向を呈していると述べた。孫長雲氏は、中国の石炭生産能力は空前の過剰を呈しており、「閉鎖・生産停止・合併・転換」や石炭産業構造の最適化など、石炭総量規制政策を速やかに策定しなければならないと述べた。

 孫長雲氏は「国際化競争は既存の石炭産業配置、コールフローや競争構造を変えることになる」との見方を示し、新しい石炭供給保障システムを確立し、総合的に計画し、科学的に誘導して、輸入炭をより良く活用しなければならないとした。

 石炭情報研究院の黄勝初院長によると、中国の石炭企業はすでに総合技術を掌握しており、石炭開発、設備製造、転換利用等の技術は世界先進水準に達している。中国の石炭産業には「走出去」能力はもとより、世界の石炭市場システムの構築をリードする能力さえも備わっている。オーストラリア、カナダ、インドネシア等の諸国は中国石炭企業の「走出去」のターゲットになる。

 (中国科技網 12月5日)