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【エネルギー全般・政治経済】

IEA「中国の石炭消費の伸びが鈍化」(13/12/17)
2013/12/20
中国【エネルギー全般・政治経済】

 国際エネルギー機関(IEA)が12月16日に発表した《石炭市場中期レポート》によると、中国の2012年の石炭消費は前年比4.7%増えたが、伸び率は4.7ポイント下がった。

 同レポートは、中国政府がすでにエネルギー効率の向上やエネルギー生産の多元化等の措置を講じており、成長方式の転換によって石炭の需要を減らすと強調している。中国の政策調整はすでに世界の石炭市場動向にも影響している。

 IEAのレポートによると、中国は1984年に世界最大の石炭消費国になり、2012年には世界の石炭消費量の47.8%を占めた。向こう5年、中国の石炭消費は依然堅調であり、世界の需要の増加分の約60%を占める。

 一方、レポートは米国の2012年の石炭消費がシェールガス開発のため10%下がったことも示している。世界第2位の石炭消費国である米国の需要は、今後5年間相対的に安定を維持する。一方、同じ時期において欧州主要先進国の需要の減少幅は6%を超え、インド、ロシアやその他の新興経済体の需要は比較的速いスピードで増加することになる。

 (経済観察網 12月17日)