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【新エネルギー】

2013年の中国PVモジュールの最大輸出先は日本 (13/12/19)
2013/12/25
中国【新エネルギー】

 工業情報化部の研究機関である賽迪智庫の最新レポートによると、2013年の中国PVモジュールの日本への輸出額は約22億ドル、22%の比率を占め、日本が中国PVの最大輸出先国に躍り出た。

 賽迪のレポートによると、2013年の中国のPVモジュール輸出量は約16GW、金額では約100億ドルになったが、前年比27%減少した。うち欧州への輸出シェアは2012年の65%から2013年には30%に下がった。米国への輸出シェアは約10%、インド5.2%、南アフリカ4.5%。

 レポートによると、2013年の中国のPV産業は好転し、主要モジュール企業は第3、第4四半期に次々と黒字に転換した。2014年は産業の全体的な好転とモジュール価格の低下に伴って、太陽光発電コストがグリッドパリティまで下がり、世界のモジュール生産量は今年の40GWから43GWに増えると予想される。また、中国のPVモジュール生産は今年の26GWから2014年には28GWに増える見通しである。

 賽迪のレポートは、中国のPV産業について、産業集中度の上昇が続くものの、ポリシリコン等の補助材料、電池チップの価格上昇や国外市場の不確実性などが企業経営に圧力を及ぼし、休止していた生産能力の再稼働で産業が供給圧力を受けるとの見方を示している。

 (北極星太陽能光伏網 12月19日)