中国のスマートグリッドはすでに国家建設戦略計画に盛り込まれており、建設投資も徐々に拡大して、2020年までの総投資額は4兆元に達すると予想される。投資は3つの段階に分けて進められる。

　中国の電力グリッド投資の中でスマート化に対する投資の比率は低いが、スマートグリッドの推進に伴い、スマート化への投資の比率も顕著に上昇することになる。2009〜2010年のスマートグリッド第1段階における電力グリッド総投資額は5,510億元、うちスマート化投資は341億元、年平均では170億元になり、電力グリッド総投資の6.2％を占める。第2段階の電力グリッド総投資は1兆5,000億元、スマート化投資は1,750億元、年平均では350億元になり、総投資の11.7％を占める見通しである。そして、第3段階の電力グリッド総投資1兆4,000億元に対し、スマート化投資は1,750億元、年平均では350億元になり、総投資の12.5％を占めることになる。

　（中国産業経済信息網 12月25日）