中国煤炭工業協会が1月15日に発表した統計によると、2013年には石炭企業上位10社の生産量が全国総生産量に占める割合は約40％になり、一方、企業の赤字は前年比80.7％増加した。

　2013年の全国炭鉱総数は1.2万ヵ所、2005年に比べ1.3万ヵ所減少した。うち年産120万トン以上の大型炭鉱は850ヵ所余りで、2005年に比べ560ヵ所増加し、全国総生産量に占める比率も35.7％から65％に上昇した。その中で年産1,000万トン級の炭鉱は50ヵ所で、その生産量は全国総生産量の約17％を占める。

　中国煤炭工業協会副会長兼事務局長の姜智敏氏は、「石炭需要から見ると、中国経済の安定回復傾向が顕著であり、2014年も7％前後の成長率を維持すると予想される。また、政府が大気汚染管理を強化していることを考慮すると、北京・天津・河北、長江デルタ及び珠江デルタの主要石炭消費地区の需要は抑制されるが、代替エネルギーの技術成熟と経済的可能性はまだまだ低く、全国の石炭需要は引き続き小幅の増加を維持するだろう」と述べた。

　（中国新聞網 1月17日）