タス通信によると、中国はウクライナの黒海沿岸において新規製油所の投資建設を検討している。新規製油所の投資額は20億ドルに達し、ウクライナ南部のOdessaかもしくはKhersonに建設される公算である。ウクライナには6ヵ所の製油所があるが、正常に精製を行っているのは2ヵ所だけである。現行の課税制度では石油精製は利益を上げることが出来ない。

　ウクライナのStavytskyエネルギー相は昨年、中国石油天然ガス(CNPC)がウクライナで製油所への投資建設を検討していることを明らかにした。

　ウクライナの1〜11月の石油加工規模は約26％下がり、ガソリン生産量は41％下がった。ウクライナには製油所で加工を行うに足る十分な原材料がなく、ロシアとカザフスタンからの輸入原油に依存している。ウクライナのアンドリーヨヴィチ大統領は先月中国を訪問し、中国がウクライナに約80億ドルの投資を行う可能性があると述べていた。

　（中国国際入札網 1月17日）