中国煤炭工業協会の情報によると、2014年1月の中国の石炭輸入は3,590.9万トン、月間輸入量で過去最高を記録し、前年同月比17.5％の増加になった。平均輸入価格はトン507.2元で、13.1％下落した。

　2013年10〜12月期に中国国内港湾の一般炭価格が持続的に上昇し、そのため輸入炭の調達量が急増、昨年12月から集中的に貨物が到着するようになり、2014年1月の月間輸入量は過去最高を記録することになった。

　石炭輸入の大幅な増加により、環渤海地区の石炭市場への圧迫が強まっている。2月12日に環渤海5,500キロカロリー一般炭平均価格は1トン571元に下がり、2013年12月25日に比べると60元、9.5％もの下落になった。秦皇島の石炭在庫は833万トンになり、最近3週間で200万トン近く増えた。環渤海4港湾（秦皇島港・京唐港・曹妃甸港・天津港）の在庫もすでに2,000万トンを超えている。

　2009年に中国は石炭純輸入国に転じ、2009年から2013年にかけ石炭輸入量は一貫して増加した。2013年の石炭輸入は3.27億トン、前年比13.4％になり、年間輸入量で過去最高を記録した。

　（工業情報化部ウェブサイト 3月8日）