中国広核集団のオフィシャルサイトが3月18日に掲載した情報によると、国家発展改革委員会副主任兼能源局長の呉新雄は3月17日に寧徳原子力発電事業の調査研究に際して、原子力発電開発を強力に推進する政府の決心は固く、原子力発電は将来の経済発展、エネルギー構造調整やCO2排出削減などの面でかけがえのない役割を備えていると述べた。

　呉新雄局長は、国家能源局は原子力発電企業とともに、強い責任感をもって、安全確保としっかりした準備を前提に原子力発電事業を着実に推進すると表明した。

　国家能源局が発表したデータによると、2013年末時点で中国の商業運転中の原子力発電設備は17基、設備容量は1,483万kWであり、全国の総発電設備容量の約1.19％を占める。また、建設中の原子力発電設備は31基に上り、世界の建設中の原子力発電設備の40％を占める。2014年の新規原子力発電設備は864万kW、2013年の221万kWからは26.4％増加することになる。閉幕したばかりの全人代と全国政治協商会議の会期中には多くの代表が原子力発電事業の早期再開を呼びかけた。

　（一財網 3月19日）