ウクライナ国営通信社の報道によると、ウクライナ議会から首相代理に任命されたヤツェニュク暫定首相は、ロシアのウクライナ向け天然ガス価格が4月1日より500ドル/1000m3に引き上げられる公算であると表明した。

　ヤツェニュク暫定首相は「ロシアは実際には価格を2倍に引き上げようとしている」と述べ、ウクライナはこの価格を拒否できないとした。

　昨年12月、ウクライナはロシアからの優待価格を適用され、2014年の固定価格を286.5ドルとすることが確定されるとともに、優待の有効性は四半期毎に延長されることになった。

　ロイター3月22日電によると、ヤツェニュク暫定首相は、ウクライナはロシアとの対抗において阻害されないようにするにはEUのエネルギーが必要であると述べた。現在、ウクライナの所要の石油と天然ガスの半分以上はロシアからの輸入に依存している。

　ドイツのシュタインマイヤーと会談したヤツェニュク暫定首相は「ウクライナはエネルギーセキュリティを確保するためにEUからの天然ガス供給を必要としている」と述べた。

　（中国能源網 3月24日）