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中国
【石油・天然ガス】

天然ガス累進価格制は産業の持続可能な発展に有効 (14/03/26)
2014/4/4
中国【石油・天然ガス】

 2000年から2013年にかけて中国の天然ガス生産量は年平均12%のペースで増加したが、消費量の年平均16%の増加スピードには追い付かず、需要を賄うことは難しい。ガス価格が高すぎると、市民の日常生活に影響を与え、中国のエネルギー構造調整にとっても不利である。一方、ガス価格が低すぎると、天然ガス資源に希少性を反映させることが出来ず、天然ガスの過度の消費をもたらす。中国は民生用天然ガス価格の合理的な決定の仕組みを確立しなければならない。

 民生用ガスに累進価格を適用することによって、市場に価格シグナルを送り、天然ガス資源の希少性を体現し、市場の需給構造を機敏に調節することが出来るとともに、天然ガス産業の持続可能な発展を実現する。また、民生用ガスの累進価格は社会福祉の最適化を実現することにも寄与する。累進ガス価格は天然ガス資源配置の一種の補完になり、過度の天然ガス消費に対して相対的に高い費用を課すことによって、私人のコストと私人の利益が応分の社会コスト並びに社会利益と等しくなるようにして、資源配置の最適状況を実現し、もって社会的公正を維持する。

 (中国能源網 3月26日)