中国石油化学工業規画院の張方院長補佐の予想によると、今後7年、中国の石炭ガス化は爆発的成長期を迎え、2020年には国内の石炭ガス化ガス生産量は600億m3に達すると予想される。これは第12次5ヵ年規画期末の2015年の目標生産量180億m3の3倍以上に当たる。

　中国煤炭工業協会の王顕政会長は、中国の石炭需要総量は2020年にピークを迎え、45〜48億トンに達すると指摘する。中国の石炭の供給過剰は長期的な傾向になるだろう。中国煤炭工業規画設計研究院の総経理兼総工程師の李瑞峰氏はより精度の高い予測を行い、2020年の石炭需要総量はピークの47億トンに達すると見ている。

　また、国家天然ガス発展第12次5ヵ年規画によると、2015年の中国の石炭ガス化ガス生産量は150〜180億m3に達する。一方、業界筋はすでに着手されている石炭ガス化事業をもとに試算して、2015年には石炭ガス化ガス生産量は180億m3に達すると予想している。

　（中国産業研究網 3月27日）