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【石炭】

石炭液化事業はオルドスの石炭産業が泥沼から這い上がるチャンス (14/04/21)
2014/4/21
中国【石炭】

 オルドス市政府の4月19日の発表によると、内蒙古オルドス伊泰集団の年産200万トンの石炭液化事業はすでに建設条件が整い、2014年末までに国から正式承認を得る見通しである。工期は3年になる。

 オルドス市政府からの情報によると、伊泰は第1期年産16万トンの石炭液化事業を基礎に年産200万トンの石炭液化事業を建設することになる。

 同事業は主に軽油、ガソリン、ナフサ、液化ガス及び化学品を生産し、総投資額は350億元、年間売上高は200億元、純益は22億元に上る見通しである。オルドス市政府筋によると同事業は資源の部署、技術サポート、大型プラント製造、人材育成等の面で全て建設条件が整っている。

 内蒙古のエコノミストである姜月忠氏は記者の取材に対し、当面エネルギー市場が委縮する中でオルドスが進める石炭液化事業は従来の単純な石炭の販売よりも進歩的な意義を有すると指摘する。姜月忠氏によると、この事業はオルドスの石炭深加工を加速させるとともに、オルドスの石炭産業を泥沼から這い上がらせる上でも大きな意義を有している。

 (中新財経 4月21日)