4月18日、李克強首相は新規交代した国家能源委員会の第1回会議を開き、エネルギー発展をめぐる戦略問題と重要事項について検討と討議を進めた。

　李首相は同会議において、国際的に最も高度の安全基準を採用して安全を確保することを前提に、東部沿海地区において新たな原子力発電重点事業の建設を適時始動すると強調した。また、生態系の保護と住民の適正な移転を進めた上で合理的な水力発電事業に整然と着工すること、風力、ソーラー発電基地並びに付帯する送電プロジェクトの建設を強化することを表明した。遠距離・大容量の送電技術を発展させ、今年は超高圧（UHV）並びに在来技術を採用する一群の「西電東送」送電ルートに着工して、資源配置の最適化を進め、エネルギー消費の引き下げと効率の向上を促進する。さらに、電気自動車等のクリーン・エネルギー自動車の産業化を前向きに推進し、石炭の粗放的な使用から集中・高効率利用に転換して、大気環境の保護を図る。

　（新浪財経 4月21日）