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【石油・天然ガス】

米中合弁のLNG事業が青海チベット高原で着工 (14/05/28)
2014/6/4
中国【石油・天然ガス】

 青海チベット高原最大規模の天然ガス液化事業が青海省西寧市甘河工業パークで着工された。同事業を実施する青海雷鳥光科能源有限公司が米国のサンダーバード•キャピタル•マネジメント•リミテッドと青海雷鳥光科PVガラス有限公司の合弁により設けられた。

 LNG事業の総投資額は15億1,400万元、うち第1期は約3億5,400万元、第2期は約11億6,000万元になる。

 同事業は米国アイダホ国立研究所の圧力差冷却技術を導入し、低温流動の天然ガスの圧力差を液化装置のエネルギー源として、液化ガスを生産する。

 青海雷鳥光科能源有限公司の劉貴賓副総経理(副社長)によると、1日当たりの処理能力400万Nm3、年間処理能力12億m3の液化天然ガス施設、1,200万m3のLNG貯蔵タンク、30軒のLNGサービスステーション、20キロ余りの天然ガス高圧パイプライン及び関係する州・県の都市ガス網を建設する計画である。青海省と中国国内市場において大型トラック、市バス、船舶、発電等に向けLNGを供給する。

 西寧甘河工業パーク経済科技発展局の陳暁寧局長は、LNGによって石炭や石油に代替することは青海省の環境保護にとって有効であり、また、青海チベット高原のエネルギー供給方式の多元化にとっても有効であると指摘する。1億元以上の税収と1,000人以上の雇用がもたらされ、社会、経済、環境上の収益は相当大きいものになる。

 (新華網 5月28日)