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【石炭】

広州港のインドネシア炭 原価割れでも買い手付かず (14/07/18)
2014/7/23
中国【石炭】

 広州港のインドネシア産5,000キロカロリー炭の出荷価格はすでに460〜470元/tに下がり、原価割れになっている。同カロリーの国内炭は490元/tであり、価格差は最大30元/tになるが、インドネシア炭の出荷状況は依然悪い。

 5,000キロカロリーのインドネシア炭販売価格は460〜470元/tで、港湾雑費や輸送費等を差し引くとFOB価格はわずか51.5ドル/tに過ぎず、実際の仕入れコストを3〜4ドル/t下回っている。

 広東省の貿易商によると、中国国内炭の価格が再び下落し、その上、神華等が月間最低決済制度を採用しているため、石炭輸入量は激減している。需要が限られ、大手発電所はいずれも仕入を控えていることもあって、インドネシア炭はすでに460元/tに下がったが、それでも売れ行きは良くない。広東省の別の貿易商によると、5,000キロカロリーのインドネシア炭でも実際には4,800キロカロリーしかなく、カロリー換算ではなお国内炭よりも安いが、水分が多く、灰融点が低く、自然燃焼しやすいこともあって、大型ボイラーで直接燃焼することが出来ず、配合して使用しなければならないため、国内炭には敵わない。

 (中国煤炭網 7月18日)