上海バス一汽公共交通有限公司は上海市食品安全委員会弁公室、同済大学等の関係専門家とともにバイオディーゼル評価会議を開き、バイオディーゼルのさらなる普及と運用について検討した。同会議では、「下水油」で走行する路線バスを100台に増やすことが明らかになった。

　今回試験的に使用するバイオディーゼルは、飲食業の廃油、俗に言う下水油を原料として、エステル交換法により精製する再生ディーゼル燃料を指す。上海バス一汽公共交通有限公司は2013年9月、国3排ガス標準のテスト車を同済大学に提供し、今年1月には運行評価を行って満足できる結果を得た。その後、テスト車を5台から10台に増やし、80路と960路で運行している。上海で回収される下水油は1日当たり100トンに達し、下水油由来のバイオディーゼルは目下大規模化が進みつつある

　（人民網 7月21日）