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【新エネルギー】

海南椰島の年産20万トンバイオエタノール事業が発展改革委員会から承認 (14/07/21)
2014/7/23
中国【新エネルギー】

 海南椰島の年産20万トン(第1期10万トン)燃料エタノール事業が先日国家発展改革委員会から承認された。同事業は年間10万トンの石油化学代替製品と日量4万m3の自動車用メタン発酵ガスを生産する。自動車の排ガスを減らし、海南省の低炭素・イノベーション型省及びエコロジー省としての建設にも寄与する。

 同事業は海南椰島股份有限公司と中国石油化工股份有限公司 (Sinopec Corp.)の共同出資により建設され、キャッサバを原料に、同時糖化連続発酵、トリタワー圧力差蒸留、分子スクリーング脱水など先進技術を採用する。年産20万トンになり、第1期10万トンの事業が完成すると、海南省のE10燃料エタノールの普及を可能にし、二酸化炭素20万トン、炭化水素化合物0.5万トンを削減するとともに、PM2.5の排出も減らす。

 また副産物として日量4万m3の自動車用メタン発酵ガスCNGを生産し、タクシーや乗合バスにクリーン・エネルギーを供給できるようになる。目下建設準備が進められているところであり、1年半以内に稼動する見通しである。

 (中国産業研究網 7月21日)