新疆自治区発展改革委員会からの情報によると、国家発展改革委員会は先日、新疆初の石炭液化実証事業になる伊泰イリ能源有限公司の年産100万トン石炭液化実証事業の前期工作実施を許可した。同事業の実施により、新疆の新型石炭化学工業の新たな発展の道が開かれる。

　同事業はイリハザク自治州チャプチャル・シボ自治県所在の伊泰イリ工業パークに建設され、事業総額は184億元に上る見通し。伊泰イリ能源有限公司が石炭ガス化装置、空気分離装置、浄化装置、フィッシャー•トロプシュ合成装置及び化工装置、排ガスによる水素製造装置等を建設し、年産102万トンの石油製品とその他の副産物を生産する。年平均売上高は71億8,600万元、利益総額は15億5,500万元になる。同事業は、自治区の石炭深加工産業の自主イノベーションと技術水準の向上、石炭資源の転換効率と総合利用水準の向上や石油製品の品質向上に寄与する。

　（新疆日報 7月25日）