国家炭鉱安全監察局の宋元明副局長は7月29日、今年800ヵ所、出来れば1,000ヵ所の小炭鉱を閉鎖して、安全性に欠ける生産能力を可及的速やかに淘汰すると表明した。国務院は四川省で炭鉱の整理閉鎖について会議を開き、小炭鉱の整理と閉鎖に関する政策と措置を実施に移している。

　昨年11月、国務院は《炭鉱の安全生産対策のさらなる強化に関する意見》を通達し、2015年末までに全国で2,000ヵ所以上の小炭鉱を閉鎖することを明確にしていた。

　今年の800ヵ所の炭鉱閉鎖について、宋元明副局長は、各省の炭鉱の状況に応じて閉鎖任務を省毎に分担させると表明した。

　宋元明副局長は、小炭鉱の閉鎖に当たっては年産9万トン以下の炭鉱や安全生産条件に欠ける炭鉱の閉鎖に重点を置いて、安全性に欠ける生産能力の淘汰を速やかに進めるとともに、石炭産業の構造調整を促進し、生産能力とエネルギー供給の確保を図ると述べた。

　（中国能源網 7月30日）