7月29日、ロシアの原子力発電企業Rosatomの子会社のRusatom Overseasは、中国核工業集団（CNNC）の子会社のCNNC New Energyとの間で水上フローティング式原子力発電所（Floating NPP）開発事業について協力意向書（Memorandum of Intent）に調印したと発表した。

　RusatomのD. Aliev社長は、フローティング式原子力発電所のポテンシャルは極めて大きいと表明し、同型発電所は極北、極東地区に電力を供給するだけでなく、石油リグ等の大型産業施設にも安定的に電力を供給することが期待できるとした。

　中国とロシアは共同作業部会を設けることになる。CNNC New Energyの代表団はすでにロシアのフローティング式原子力発電所訓練センターとバルチック造船所を訪問して建造中のフローティング式発電設備を検証するとともに、フローティング式原子力発電所建造プロジェクトチームとの会議を持った。

　（中国能源網 7月31日）