中国機電輸出入商会ソーラーPV製品分科会の孫広彬事務局長によると、今年上半期の中国のPV製品輸出額は74.2億ドル、前年同期比13.85％増加した。

　中国のPV製品輸出に対する欧米からの妨害の影響で、2013年以降、中国のPV製品の対日輸出が大幅に増加しており、今年上半期の日本への輸出額は24.6億ドルに達し、国別輸出先で日本が首位になった。

　もっとも、孫広彬事務局長は、中国PV市場の日本への進出には一定の困難があると指摘する。例えば、日本は環境面で製品に対する条件が過酷である。また、日本は海岸に近く、北日本は冬季の積雪量が大きいので、PVモジュールは塩霧、台風、積雪に耐える機械的性能を求められる。また、ますます多くの中国企業が日本市場に参入するようになり、一部の小企業は価格競争を開始し、質の低い製品を低価格で供給して、中国が生産するモジュールのブランドと信用にも影響が出始めた。

　（投資快報 8月11日）