中国南車株洲時代新材料科技株式有限公司と国防科技大学の2MW超低風速風力発電機用炭素繊維ブレードの共同開発が成功を見た。

　風力発電機のブレードは近年ますます長くなり発電機の出力も拡大しているが、従来のグラスファイバー系複合材料では明らかに性能が不十分である。ブレードの重量と強度のバランスを取るために最も有効な方法は、炭素繊維を採用して増強することである。炭素繊維は炭素含有量95％以上の高強度・高弾性の新型繊維材料であり、発電効率をさらに向上させ、低風速風力発電機ブレードの強度や大き過ぎる負荷などの難題を解決することが出来る。

　時代新材料科技の担当者によると、この炭素繊維ブレードは軽量性と強度のバランス問題を解決し、同公司が抗台風ブレードや超大型洋上風力発電ブレードの開発を進める上で技術的基礎を固めるものになる。

　（科技日報 8月12日）