内蒙古炭鉱安全監察局からの情報によると、1〜7月の内蒙古自治区の石炭生産量は前年同期比7.4％減少した。生産量の減少幅は縮小し、国有重点炭鉱の生産量は前年同期より2割以上増加した。

　1〜7月の内蒙古の石炭生産量は5億3,557万トン、前年同期より4,272万トン、7.4％減少した。うち国有重点炭鉱の生産量は4億9,941万トンで、9,035万トン、22.2％の増加になった。国有地方炭鉱の原炭生産量は1,107万トンで、3,458万トン、75.8％減少した。郷鎮炭鉱の生産量は2,509万トンで、9,898万トン、79.8％減少した。

　内蒙古現地の石炭取引業者によると、夏のピークの到来に伴って、7月には多くの炭鉱が生産量を増やし、特に大型炭鉱の前年同期比の伸び率は2割以上になった。

　しかし、石炭産業のアナリストによると、低迷する石炭市場に好転の兆しは見られない。内蒙古自治区政府が7月初めに石炭に対する課金の一部を撤廃して、石炭生産コストはやや減少したものの、中小炭鉱の生産停止や減産状況は依然楽観を許さない。

　（中国能源網 8月13日）