1. HOME
  2. 中国 【石油・天然ガス】

中国
【石油・天然ガス】

第13次5ヵ年規画期には非在来型ガスが中国の天然ガスの重要な供給源に (14/08/21)
2014/8/25
中国【石油・天然ガス】

 中国石油天然ガス経済技術研究院の徐博高級工程師は20日、陝西省楡林市で開催された「中国天然ガス液化市場発展フォーラム」において、中国は急増する天然ガス需要を賄うため、第13次5ヵ年規画期には非在来型天然ガスの開発に力を入れ、非在来型ガスを天然ガスの重要な供給源にすると表明した。

 徐博高級工程師は、中国の天然ガス需要は2015年に2,190億m3に達し、2020年には4,110億m3にまで増えると述べた。一方、中国の在来型天然ガス生産量は2020年でも2,000億m3に止まり、中国は非在来型天然ガスを急ぎ開発しなければならない。
 
 非在来型天然ガスは主にシェールガス、炭層ガス、石炭ガス化ガスの3つの部分である。徐博高級工程師によると、中国の国有石油大手3社と延長石油集団を主とするシェールガス探査開発事業者は今年4月末時点で累計150億元をシェールガス探査開発に投資して、シェールガス井322坑を完成した。発展の見通しは極めて良好である。控えめな見積もりでも、2020年に中国のシェールガス生産量は300億m3に達する。

 また、中国の炭層ガス開発は第11次5ヵ年規画期に開始し、昨年末までに12,547坑の炭層ガス井が掘削され、炭層ガス生産量は29億2,600万m3に上る。2020年には200億m3に達すると予想される。

 石炭ガス化ガスは第12次5ヵ年規画期に初めて国家天然ガス発展計画に盛り込まれ、各地方の政府と企業が計画している石炭ガス化事業はいずれも大規模である。息旺能源諮詢有限公司の統計によると、中国の建設中及び計画中の石炭ガス化事業は40件近くに上り、生産能力は合計1,780億m3に達する。

 (新華網 8月21日)